看護師ネタって普段書かないが。

このブログ読んでくださっている方の中には看護師さんもいらっしゃるので、
ちょっとギョーカイ内輪ネタっぽくなってしまうかもしれないのだが。
参加した勉強会内容シェア


スピリチュアルペイン勉強会
外科病棟異動し、がん患者様と接する機会激増
当然、インオペの方も多数。どう接していったらいいのだろうと
迷う場面も増えた。そんな折、こんな勉強会発見したので参加。

講師は京都ノートルダム女子大学の村田 久行先生。

2001年11月11日
http://www.koyasan.jp/common/forum/murata%20kouen.pdf


※以下は私の講義録のノート。あくまで個人的な講義録であり
講師の意図を正確に汲んでいない、理解できていない部分が
あるかもしれません。ご了承の上でお読みください。
スピリチュアルケアとは
スピリチュアルペインのケア。(無意味、無価値、空虚 etc…)

患者のSpiritual Coping Stratage を支えること

    病気、死の中での弱さ、無力、無意味、無価値(スピリチュアルペイン)
    ↓
    内的自己の探求と超越
    ↓
    価値観の転換(すぴりちゅアリティの覚醒)
    ↓
    死をも超えた将来、他者、自律の回復
    ↓
   新しい存在と意味の回復



 ※人間は、過去→未来があっての→現在
   未来がないなら現在も意味がないと感じる。将来があるからこその今。


・スピリチュアルケアは、必ずしも宗教にはよらない
  また、事実と論理、エビデンスに基づいたケアが可能。


スピリチュアルペインを癒すのは、
医療の仕事
であり責任である。

癌患者さまの
痛みの本質には、魂の痛み=スピリチュアルペインがあり、
それが身体症状という形で顕在化している。


痛みは第5番目のバイタルサイン
→しかし、測定できない

 痛みには3つの要素
  ①身体的:「痛みを取ってほしい」→薬の処方
  ②孤独:「聴いてほしい」「わかってほしい」→傾聴+タッチング
  ③生きる無意味:もう死ぬんだから意味がない→スピリチュアルケア(実在)

※タッチングは、マッサージとは違う。マッサージではなく「触れる」。それは魂にも触れている
 魂が仕事をすると、人は輝きだす。

※孤独な人は不安定で緊張している状態→タッチングで孤独は癒される

特にスピリチュアルペインが深まるのは再発時
「やっぱり」「またケモするのか」「治らないのに、また無意味なこと・・・」孤独を深める


看護は、関係性のプロ。
・アイデンティティには、すべて他者が必要。誰か他者との関係において、
 また関係を通して、自己というアイデンティティーは現実化するのである(R.Dレイン)

・存在されるとは知覚されること(バークリー)

このように人間は、他者とかかわり、見ていてほしいと思う
  →看護は、患者を傾聴し、関係性を築く中でスピリチュアルケアを行っていくプロであれ。

傾聴の援助的意味:気持ちが落ち着く 考えが整う 生きる意欲がわく

傾聴の訓練
・何を聴くのか スピリチュアルペインに意識の焦点を当てる
・どのように聞くのか・・・共感、反復してのスピリチュアルペイン

傾聴の援助的意味気持ちが落ち着く、考えが整う、生きる意味がわく


死生観を持つ
なぜ持つのか→
 患者の「生きていても無意味」などの言葉に動揺しないため。
 たとえ自分は「死んだら無」というものでもok。きちんと確立し、
 できれば深めている必要がある。


傾聴に、共感は不要?!
・あなたと私は違う→あなたを完全に理解するのは不可能
・共感には”私””自分”は不要。あくまで相手。
 相手
に”わかってもらった”と実感を持ってもらうこと
 →だから自分自身の考えは、真逆でも別にOK。自分の主義思想は関係ないから


忙しい外来でも訓練でも
 傾聴は可能

   :3分、3分、20分の法則
1.出会い。まず3分傾聴し
 「今日はすみません、ここまでです、また話を聴かせてください」
  切り上げる→話を聴いてくれる人と患者さんに思ってもらい、選ばれる人になる
2.また3分聴き「ごめんなさい、今日もちょっと時間がありません。
  次回○○なら時間が取れます」→約束、確約する
3.20-30分時間を取り傾聴。この約束までの時間に、
  患者はすでに話したいことをまとめ、コーピングを始めている
   →傾聴している時間だけがケアなのではない。話を聴き、
     また次回約束することで、逢っていない時間もケアされている