図書館で偶然みかけて貸出してみた。
難民と言っても・・・
てっきり、他国から逃れてきた難民の高校生の話と
思って借りたので、(゜_。)?。渋谷??
元「ギャル」
中学から通っていた私立高校2年生で中退という「ダメな子」
だったという著者が、渋谷で漂流する居場所のない
若者だった自分たちを形容した表現。
社団法人代表
高校中退後も渋谷を漂流していた著者は、
大検予備校の農園ゼミきっかけに立ち直り、
一念発起して明治学院大学合格!
大学通いながらシリア難民や東日本大震災被災者支援
奔走
現在は、自らの”後輩”である難民高校生救済を目指し
社団法人立ち上げその代表就任。
大学卒業した今年からは、この活動専念されているのだそう。
思いのほか共感。
高校時代は生徒会役員とかしていた私(´-∀-`;)。
正直、学生時代はなんだかんだ言って優等生。
そんな私も、思いのほか、ギャル時代の著者の言葉に共感。
先が見えず、居場所がなく、
あの場所にいるしかなかった。
あそこにしか居場所がなかったし、
あの場所にいる仲間はみんな多かれ少なかれ
そんな事情があったのだという著者。
分かる!渋谷ともギャルとも縁はないが(笑)、
高校時代って誰もがそんな危うさを抱えている時期
なのだと思う。
家庭が複雑だったり、学校で居場所がなかったりしたら
なおのことだろう。
ただし、ちゃらちゃらしていたり、喫煙していたり、
学校行ってなかったり。そんな彼らの言葉は、
「まずはやるべきことやってから言え」
と大人たちには届かない。だけど彼らは、心で叫んでいる。
全く接点なく、わかりあえないと思っていた渋谷でたむろす
高校生たちのリアル、著者を通じて知り、
思いのほか共感できたのは、自分でも意外だった。
孤独という飢え
マザーテレサは、
「この世で最も貧しいことは、飢えて
食べられないことではなく、社会から捨てられ、
自分なんてこの世に 生まれてくる必要がない
人間であると思うことです。
その孤独感こそが、最大の貧困なのです。
日本にもたくさんの貧しい人たちがいます。
それは、自分なんて必要とされて
いないと思っている人たちのことです。」
と言ったが。(※こちらの記事より転載)
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まさに渋谷でちゃらちゃら遊んでいるかに見える彼らは、
豊かな日本にあって、
孤独という飢えの中で苦しむ難民だったのだ。
子を持つ親として
今となっては3児母。いずれはわが子たちも、
こんな時期に直面するだろう。親として、社会の大人として
彼らに何ができるのか考えたいと思った。
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